【2023年に生きるSEにとっては常識!】今さら聞けないIT用語辞典

【2023年に生きるSEにとっては常識!】今さら聞けないIT用語辞典

ITの世界は日進月歩。常に新しい技術が開発され続けています。それに伴い増え続けている「IT用語」には、IT業界で仕事をしている私たちであっても、頭を悩ませることがあります。
中でも進化する技術の最先端に立っているSE(システムエンジニア)は、とくにIT用語を耳にする機会が多い職種と言えるでしょう。

さて、それでは質問です。仕事をしていく中で知らないIT用語が出て来た時、あなたはどうしますか?

きっと、あなたはその場で調べるか、メモにとって後で調べるかのどちらかを選択すると思います。
なぜなら、SEにとって「IT用語を知らない」「IT用語の意味を訪ねる」という行為は、格好悪いもののように感じるはずだからです。
もしかすると、取引先との打ち合わせ中に出て来たIT用語の意味を知らないで、恥ずかしい思いをしたという方も中にはいらっしゃるかもしれません。

しかし、日々増え続けるIT用語のすべてを網羅することが難しい事も事実です。
そこで今回は、SEが知っておくべき基本的なIT用語と、ここ最近になって注目を集めはじめたIT用語をご紹介します!
ぜひ、辞書代わりに使ってくださいね。

目次

初心者も必読!業務で使う超基本のIT用語15選!

まずは手始めに、基本的なIT用語をご紹介します。

IT業界で仕事をしていれば、必ず耳にする用語ばかりなので知っている用語もあるかもしれませんね。
ソフトウェアなどの開発に際して頻繁に使いますので、15個すべて覚えておいて損はないでしょう

基本のIT用語その1:インターフェース

インターフェースとは、ハードウェアとハードウェア、ハードウェアとソフトウェア、ソフトウェアとソフトウェア、人と機械……そういった異なる複数の機械を繋げる仕組みのことです。

基本のIT用語その2:オフショア

IT用語のオフショアは、主に「システムやソフトウェアなどの開発を海外の企業および海外支社に委託すること」を指します。正しくは「オフショア開発」という呼び方をすることが多い用語です。

基本のIT用語その3:仮想化

仮想化とはハードウェアの機能をソフトウェアによって動作させる技術のことを指します。

基本のIT用語その4:機械学習(マシンラーニング)

コンピュータに学習能力を持たせるための技術であり、データからパターンや傾向を抽出し、自己学習や予測を行います。画像認識、音声認識、自然言語処理などの分野で広く利用されています。

基本のIT用語その5:スクレイピング

スクレイピングは、インターネット上にあるテキストや画像といったデータを取得し、CSVやエクセルなどにリストアップする技術です。

基本のIT用語その6:クラウドコンピューティング

ソフトウェアやデータなどを、通信ネットワーク経由でサービスとして提供する利用形態を指します。WebメールやWebストレージなどがこれに当たります。

基本のIT用語その7:サーバー

WebメールやWebストレージなどのデータやサービス情報などを提供するためのコンピューターのことです。

基本のIT用語その8:クライアント

サーバーから提供されたデータやサービスが利用することのできる、ユーザーの手元にある端末のことです。サーバーの対義語になります。

基本のIT用語その9:データベース

データベースとは、特定の条件に当てはまる情報の集合体を指します。

基本のIT用語その10:データマイニング

データベースの中から、統計学や人工知能を用いてデータをピックアップする技術をデータマイニングと呼びます。

基本のIT用語その11:ビッグデータ

ビッグデータとは、大容量のデータのことです。また、ただ容量が大きいだけでなく、更新速度やデータの多様性も重視される傾向にあります。例えばSNSなどもビッグデータの1つです。

基本のIT用語その12:ブロックチェーン

ブロックチェーンとは、ビットコイン開発の過程で生まれた手法の名称です。複数のコンピュータに暗号技術を組み合わせたもので、取引情報などのデータを同期し記録します。
ブロックチェーンを使用することで、取引記録の改ざんや不正取引を防止することが可能となります。

基本のIT用語その13:アルゴリズム

問題を解決するための手順や手法のセットのことです。データの処理、ソート、検索などのアルゴリズムがあります。

基本のIT用語その14:フレームワーク

ソフトウェア開発のための基本的な構造や機能を提供するプログラムのセットのことです。例えば、Django、Ruby on Rails、Reactなどがあります。

基本のIT用語その15:バージョン管理システム

ソースコードやファイルの変更履歴を管理し、チームでの共同作業やバージョン管理を容易にするシステムのことです。Gitが広く使われています。

IT用語は略称が基本!今更聞けない略称6選!

「AI」「API」「IoT」「RPA」「DX」「5G」など、IT業界ではIT用語を略して使うことが多いです。

ただあまりに略された用語が多すぎて、よく分からなくなってるなんて人も少なくありません。
特に初心者は、聞きなれない略称に混乱することも多いのではないでしょうか。

ここでは、略称の中でも特に良く耳にする使用頻度の高い用語を紹介します。

略称IT用語その1:AI(エーアイ)

AIとはArtificial Intelligenceの略で人口知能のことを指します。簡単に説明すると「人間のように物事を判断する人工的に作られたもの」のことで、昨今では作文やWebデザイン、イラストの作製などを人の代わりに行ってくれるAIの開発が盛んに進められています。

略称IT用語その2:API(エーピーアイ)

こちらはApplication Programming Interfaceの略となります。簡単に言うと、ソフトウェアやアプリケーションを共有する仕組みのことで、SEはAPIを活用することで、システム開発にかかる手間を削減します。

略称IT用語その3:IoT(アイオーティー)

昨今、研究や開発が進んでいるInternet of Thingsの略で、家電などの道具に通信機能を搭載して、インターネット経由で制御、運用する技術です。
例えば、スマートホンで操作できる「スマート家電」がその代表的なものでしょう。そのほかにも、医療の現場でも「IoT」は盛んに利用されており、例えば患者のバイタルを常に観測し続ける衣服などがとくに注目を集めています。

略称IT用語その4:RPA(アールピーエー)

Robotic Process Automationの略称で、経理・事務作業の自動化を図るテクノロジーの総称です。
経理・事務作業を自動化することで経費削減に繋げたいという企業も多く、今後はそういった単純作業を人の代わりに担ってくれるシステムの需要が増えるでしょう。

略称IT用語その5:DX(ディーエックス)

今後はよく使われるようになることが予想されているDXとは、Digital Transformationの略称です。
読んで字の如く「デジタルによる変革」のことを指します。デジタル技術を活用することで、旧態依然としたビジネスのスタイルをアップデートしようという試みが世界中で進められています。
日本はデジタル分野では少々遅れ気味なところもありますが、押し寄せるデジタル化の波から逃れることはできないでしょう。

略称IT用語その6:5G(ファイブジー)

5th Generationの略称で、第5世代移動通信システムのことです。
第5世代移動通信システムに関わるSEも今後はさらに増えていくでしょう。
5Gの導入により、データ通信速度が今よりも格段に速くなる未来がやってきます。通信速度の遅さにイライラした経験は誰にでもあると思いますが、5Gが普及することによって、そういったイライラから解放される日が訪れます。

最新!トレンドのIT用語5選!

ここまでは基本的なIT用語をご紹介して来ました。
しかし、SEが現場で使うことになるIT用語は、まだまだ星の数ほどこの世に存在します。そして、IT業界の発展に伴い今後も次々に増えていくことでしょう。

そこで、今もっともトレンドになってる最新のIT用語をご紹介します。
知ってると「おぉ!」っと思われること間違いなしですよ。

トレンドIT用語その1:AI TRiSM

AI Trust, Rosk and Security Managementを意味する造語で、簡単に言うとAIへの信頼を高めるための取り組みのことです。
AIの研究・開発が進んでいる昨今、この言葉は自然と広く使われるようになりました。

トレンドIT用語その2:インダストリー・クラウド・プラットフォーム

各業界専用に調整された機能を組み合わせ、提供することで、これまではIT分野での対応が困難であった各業界固有の問題の解決を目指します。
業種別クラウド、業界クラウドとも呼ばれています。

トレンドIT用語その3:オブザーバビリティ

IT用語として使う場合は「システムからの出力情報を調査することによって、システム内部の状態を推測、把握する」行為のことを指します。
オブザーバビリティとは、観測を意味するObserveと、能力を意味するAbilityを合わせた言葉です。

トレンドIT用語その4:デジタル免疫システム

免疫システムというと、人体の機能をイメージする方も多いでしょう。そのデジタル版…つまり、バグなどの障害から迅速に回復できるようなシステムを開発し、組み込んでおこうという試みです。
今や私たちの生活において、インターネットは切っても切り離せないものとなりました。それはつまり、普段使用しているツールやアプリに障害や不具合が発生すると、日常生活にも何らかの影響が出てしまうということです。
そういった事情から「デジタル免疫システム」への関心は今後ますます高まっていくことでしょう。

トレンドIT用語その5:エッジコンピューティング

センサーやデバイスがデータを処理・分析するために、データ収集の近く(エッジ)にコンピューティングリソースを配置するアーキテクチャです。リアルタイム性やレスポンス性の向上に貢献します。

まとめ

今回、ご紹介したIT用語はSEとして日々の業務に勤しむ中で、耳にする機会の多いものばかりです。
そして、ここで紹介したもの以外にもIT用語は数多く存在しています。その数は膨大で、とてもではありませんが記事の中で紹介し切ることは不可能でしょう。
また、時代の変化によって今ではあまり使われなくなった用語や、意味合いの変わってしまった用語もあります。

ですが、基本的な用語はきっと今後も使い続けられていくはずです。
それらの基本的なIT用語を知っていれば、日々の業務や打ち合わせがスムーズに進むようになると言うケースもあるでしょう。

ぜひ覚えて、明日からのビジネスシーンで使ってください。
日常的にそれを口に出して使うことこそが、IT用語を覚えるコツです。IT用語が覚えにくいという人は、ぜひ意識して「IT用語で会話する癖」を身に付けましょう。そうしていれば、いずれは自然とAI用語が身に付くはずです。

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