プログラマーからSEへ転職するために大切な3つのポイント

プログラマーからSEへ転職するために大切な3つのポイント

今現在、プログラマーとして仕事をしている人の中には、将来的にはSE(システムエンジニア)に転職を考えている方もいるのではないでしょうか?
実際、SEの方がより難易度の高い仕事を任される傾向もあり、その分だけ給料が高くなってきます。プログラマーがキャリアアップの一環として、SEへの転職を目指すのは何の不思議もありません。

しかし、プログラマーとSEは同じラインの延長線上にありますが、仕事の内容は大きく異なります
SEの主業務は要件定義や設計、完成したシステムのテストであるのに対し、プログラマーの仕事はSEが作成した指示書に従いコードを書くことがメインとなります。
つまり、SEはプログラマーの上流工程といった位置づけになります。

プログラマーとSEの業務内容が繋がっているからといって、誰でもプログラマーからSEに転職できるわけではありません。
また、転職できたとしても、SEとして実力を発揮し求められる人材となっていくかについては向き不向きがあります。

今回はプログラマーからSEに転職するための、大切なポイントを3点ご紹介します。
そのポイント3点について詳しく説明していくので、ぜひ最後までお付き合いください。

ポイント1:プログラミングが好きであること

ポイント1:プログラミングが好きであること

SEへの転職を目指すのならプログラミングのスキルや知識は必ず必要になります。
すべてのプログラミング言語を使いこなせる必要はありませんが、ある程度のシステムを自分だけで開発できることが、SEの大前提となります。

そのため、開発経験の無い人は、まず自分で何かのシステムを組み上げることを目標にスキルアップを図るのが良いでしょう。

また、新しい言語は次々と出てきますし、案件ごとに使う言語が違うことも日常茶飯事です。 そのため、常に勉強を続けていく必要があります。
プログラミングが好きで新しい情報吸収が自然とできる、という方はとてもSE向きだと言えます。

プログラミングスキル上達のために、開発経験を積むことに積極的である

SEとプログラマーの大きな違いとして、設計や要件定義の有無が挙げられます。

プログラマーは、SEの書いた仕様書に従いプログラミングを行いますので、当然SEにはプログラマーが問題なくスムーズに作業できるだけの仕様書を作成する能力が求められます。
当たり前のことのように思えるかもしれませんが、実はそれがなかなか難しいのです。

理解しやすい仕様書を書くには、当然ですがプログラミングの知識が必要不可欠です。
さらには要件定義や仕様決定、スケジューリング、動作テスト、負荷テスト、ユーザビリティテストなどのテスト技法を含めた各工程の手順についても知っておかなければ、十全な仕様書を作成することは出来ないでしょう。

この上流工程に携わるためのスキルをより速く身に付けるという意識があるのであれば、自然と開発案件に積極的に携わっていくでしょう。
場合によっては、業務時間外に個人でシステム開発を行う努力をすることもあると思います。

逆算してどのような力が必要か、力を付けるためには何をすればいいのか、ということを考えられる人は転職活動でも上手くいく可能性が高いでしょう。

コミュニケーションに積極的であること

一般的に、SEの人々は理系に分類されると認識されています。そして、1人でも黙々と設計書を作ったり、プログラムをしたりとイメージされることが多いのではないでしょうか。

ですが、SEの業務ではドキュメントの作成や他スタッフ、クライアントとのコミュニケーションなど文系的な素養が重要となる場面も多くあります。
つまり、コミュニケーション能力はあまりない、むしろ苦手という人の場合は、プログラマーとして優秀であってもSEへの転職は難しいということです。

コミュニケーション能力の高さが求められるのは、SEに限ったことではありません。
上流工程に携わりたいのであれば、スムーズなコミュニケイト能力を高めておきましょう。

ポイント2:SEに転職したい理由が明確化されていること

ポイント2:SEに転職したい理由が明確化されていること

「なぜプログラマーではなく、SEを希望しているのですか?」

プログラマーからSEへ転職する場合に、ほぼ必ず聞かれる質問でしょう。
なぜプログラマーのままのキャリアではいけないのか?SEになって何がしたいのか?
こういった質問に対しての明確な答えを考えてみてください。

もし「SEの方が給料がいいから」という理由だけなのであれば、もう少し深掘りする必要があるでしょう。
もちろん、より豊かな生活を求め、SEへの転職を目指すことが悪いわけではありません。むしろ、キャリアアップの動機としてはごくありふれたものと言えるでしょう。

ですが、金銭面でのメリットのみを見て、転職するとその後があまりうまくいかないパターンも非常によくあります。

仕事の内容も大きく変わり責任も重くなるため、やっぱりプログラマーのままが良かった、となることも珍しくありません。

転職理由は面接を突破するためにも重要

最近の採用面接では人柄を重視する企業が増えてきています
人柄重視と言っても、企業にとって耳障りの良い建前的な回答をするという意味ではありません。

仕事に対して重視していることは何か、人生の中で何を大切にしてきたのかなどの本心を知った上で、会社の理念や社風とマッチする人柄かどうかを見ています。

面接の際にも芯のある答えができないと、ミスマッチな転職となりやすいでしょう。

本当に自分がやりたい仕事や働きやすい会社とマッチングするためにも、自分自身の本心をしっかりと理解しておくことが重要になります。

ポイント3:幅広く業界知識を吸収していけること

ポイント3:幅広く業界知識を吸収していけること

SEの主な仕事となるシステム開発と言っても、そのシステムが利用される分野は多岐にわたります。

例えば、ゲーム機や家電に利用されるシステムもあれば、スマートフォンアプリなどのシステムもあります。
SEは自分の開発するシステムが「どのような分野で、どういった用途で使われるのか」、また「実際にそのシステムを利用するユーザーはどんな機能を望んでいるのか」を理解していなければいけません。

なぜなら、用途に合わないシステムを開発したり、ユーザーにとって使いにくいシステムを開発してしまったりすると、良い評価はもらえないでしょう。

そういった事態に至っては、誰も幸せになりません。
SEはシステム開発に取り掛かる前に、そのシステムが導入される業界についての知識を学ぶ必要があります。

他業種経験がSEとしての仕事に活かせることもある

SEの中にはプログラマーとしての実務経験を持たない人もいます。
もちろん、先にも述べたようにSEの仕事をこなすには、プログラミングの知識は必要不可欠ですので、そういった他業種からSEへ転職した人たちであっても、最低限のプログラミングスキルや知識は身に付けていますが。

なぜIT未経験者がSEに転職出来たのかと言うと、そのほとんどが「他業種で培った知識と経験を評価されたから」ということになります。

例えば、受験生向けのアプリ開発の仕事があるとしましょう。
当然、そのアプリを利用するのは受験生たちということになります。その際、仕様書を作成するSEに求められる知識は何かと言うと、入試に関する基礎知識や受験生たちが何を想い、何に悩んでいるのかという知識です。
となれば、実際に塾講師などの仕事に就いていた人の知識や経験はアプリ開発の大きな武器となり得ます。

このように、開発したいアプリを実際に使うことになる業界からSEへ転職したという人は思ったよりも多く存在しています。
SEという仕事においては、他業種の経験、知識が重宝される場面は少なくありません。

もちろん、業界知識があるだけでは即戦力にはなり得ませんので、その人たちは個人でプログラミングの勉強をするなどの努力も上乗せされています。
それだけの努力が出来て業界知識も豊富であるという+αが働いた場合は、未経験であっても転職が成功するでしょう。

できるSEになるためにリサーチ力を磨いておく

プログラマーからSEを目指しているから、他業種の経験や知識を積めない…と悩むことはありません。

基本的な内容については、いくらでもネットなどで学ぶことが出来る時代です。
リサーチ力をとことん磨きましょう。

転職活動の際の企業研究をする上でも、リサーチ力は非常に役に立ちます。
その他にもSEという仕事を続けていくうえで役立つ場面は多々あるため、身に付けておいて損はないでしょう。

まとめ

今回は、プログラマーからSEに転職するために大切にしておきたいポイントを3点ご紹介させていただきました。
もちろん、今回お伝えしたこと以外にもそれぞれで大切にしたいポイントはあると思いますが、まずはここに注目して欲しい!という部分について説明しています。

上流工程というだけあって、SEに求められるスキルや知識はプログラマーのそれとは大きく異なります。
とくに開発プロジェクト全体を俯瞰し、プログラマーを統括する実務外のスキルは、強く意識し努力をしなくては、身に付くことはありません。

そもそも上流工程に係るとはどういうことなのか、SEという働き方が自分に向いているのか。

workとlifeのバランスが重視されるようになった近年だからこそ、まずはその部分についてしっかりと考えるきっかけになればと思います。

この記事を読んで気持ちが固まった!というのであれば、ぜひ転職サイトやエージェントを活用してSE転職を成功させてくださいね。

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